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エピローグ
〜分岐点〜
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エピローグ

それから何年も後の初夏(3)
(何十年も後)



 そう言えば、夢の中のランプベリー、おじいちゃん、心笑君は、生きているように感じられていたっけ──。
 これらの夢の中の存在は、さすがに僕自身の『アタマ』の所産だろう。 ──それとも、みんな、それぞれの魂とかと関連している?
 いずれにしても、少なくとも身体や物体が『カラダ』の方向にあるとすれば、夢と同様に、魂は『アタマ』の方向にあるだろう。
 もしかしたら、『アタマ』の中の『タマ』は、“たましい”の中の“たま”と同じ起源を持っていたりする?
 同じように、言霊
(ことだま)や御霊(みたま)の中の“たま”も『アタマ』と同じ起源を持っていたりする?
 だとすれば、『アタマ』は、どんな“たま”なのだろう?
 
そう言えば、おじいちゃんの形見“アインシュタイン”も、玉だった。 って、それは、たまたま? っていうか形霊(かただま)を意味していた?
 それとも、結局、あらゆる“たま”は、『アタマ』の働きの所産の一部に過ぎない? 『タマ』が『アタマ』の一部であるように──。

 というか、そもそも、“たましい”や“れい”を含む、あらゆる“たま”は、ある意味、『アタマ』の中の『アタマ』ではないか?
 思考のあり方、知識のあり方、感情のあり方、行動のあり方、考え方、知り方、感じ方、動かし方、頭のあり方、身体のあり方、心のあり方…、つまり、人間のあり方を、意のままに決める存在という意味の要の中の要──。
 だから、“たましい”の中の“い”も“れい”の中の“い”も、実は、その本質は、“意”なんじゃないか?
 だから、“たましい”や“れい”は、意識、意志、意欲、意思、意図、意向、意見、意味、本意…を含む、あらゆる“意”を担っており、いずれも、知や情のあり方、頭や心身のあり方、人間のあり方を決めている存在という意味の要中の要、『アタマ』の中の『アタマ』であり、つまりは人間レベルの3ステップスの一部なんじゃないか?
 ──もし人間のあり方を決める3ステップスの一部が“人間霊”であるならば、植物や動物のあり方を決める3ステップスの一部としての“植物霊”や“動物霊”、物質や宇宙のあり方を決める3ステップスの一部としての“物質霊”や“宇宙霊”もありってことになる?

 人間の“たましい”や“れい”は、“死後も生き残る”と言っている方もいるけれど、本当だろうか?
 それが本当であろうとなかろうと関係ない。知や情、頭や心身のあり方を意のままに決めることを通じて、人間として現実に対して働きかけられる“今、生きている”という、この状態が、どんなに特別で、どんなにありがたくて、どんなに貴重であるか──。
 この“たましい”や“れい”を含む“意”の力で、意のままに、頭や心身を決められるからこそ、Against All Life → For All Life のような健やかな成熟が実現できるのだろう。
 いずれにしても、結局は、 For All Life 路線を貫くこと、For All Lifeの境地であり続けることが大事であるのは変わりないだろう。
 それらは、亡くなられた方々のためにもなるだろう。
 ・・・ ──いや、ちがう?
 すでに亡くなられた方々は、死んでしまった自身のためはいいから、今の方々が生きるため、未来の方々が生きるために、今の方々に生きてほしがっている? そうやって、ライフをリレーし続けてほしがっている?

 いずれにしても、過去のすべての方々のライフのおかげ、今のすべての方々のライフのおかげで、なおかつ、今のすべての方々のライフのため、未来のすべての方々のライフのために── その意味を込めて For All Life 路線を貫くこと、For All Lifeの境地であり続けることも、健やかな全人類レベルのライフの誕生のため、健やかな天体生態系社会レベルのライフの一員化のために役立つだろう。
 また、いずれにしても、この人間社会、人類が誕生し、今生きているのは、すでに亡くなられてしまった多くの方々が For All Life 路線を貫き、For All Lifeの境地であり続けいてくださったおかげでもあるはずだ。

 やっぱり、心から感謝したいよ。
 ありがとう。ありがとう。ありがとう。
 
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
 
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
 そして、やっぱり──
 For All Life! いつも心笑! いつかここへ!
 
For All Life! いつも心笑! いつかここへ!
 
For All Life! いつも心笑! いつかここへ!
 … ──ああ、すっかり眠たくなってきたよ。
 いったん、お昼寝でもしようか。おじいちゃんのように──。
 横になった。でっかな青空が広がっている。白い雲が浮かんでいる。さわやかな潮風が全身をなでている。
 それから目を閉じた。
 ゆっくり、ゆったり深呼吸しながら──

 お心笑しながら── かつてのおじいちゃんのように──。
 まどろみの中で、替え歌を作っちゃったりもしながら──。
 作曲 初果ひるね 作詩 おじいちゃんひるねさんぽ──。

 タイトル『Joy of Life』 ──『生歓喜』?

 ドコドコドコトバ♪ コココココココロ♪ イマイマイアタマ♪
  ポカポカポカラダ♪ イキイキイキモチ♪
   ありがたいやき♪ おめでたいやき♪ ここえみたいやき♪

 アイアイアイデア♪ ワクワクワクフウ♪ ニコニコニココエ♪   
  ポカポカポカラダ♪ イキイキイキモチ♪
   ありがたいやき♪ おめでたいやき♪ ここえみたいやき♪

 いつも ここから♪ いつか ここへ♪ ついに ここに♪
  ありがたいやき♪ おめでたいやき♪ ここえみたいやき♪

 For All Life♪
  All Life Forever♪ All Life Forever♪

   ピピピーピピー♪
 All Life For♪
  All Life Forever♪ All Life Forever♪

   ピピピーピピー♪

 アイアイ アイアイアイ♪ ワクワク ワクワクワク♪
 イキイキ イキイキイキ♪ ニコニコ ニコニコニココエ♪
 ルンルン ルンルンルネ♪ サンサン サンサンサンクス♪
 For All Life♪  All Life Forever♪
 …




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