そう言えば、夢の中のランプベリー、おじいちゃん、心笑君は、生きているように感じられていたっけ──。
これらの夢の中の存在は、さすがに僕自身の『アタマ』の所産だろう。 ──それとも、みんなそれぞれの魂とかと関連している？
いずれにしても、少なくとも身体や物体が『カラダ』の方向にあるとすれば、夢と同様に、魂は『アタマ』の方向にあるだろう。
もしかしたら、『アタマ』の中の『タマ』は、“たましい”の中の“たま”と同じ起源を持っていたりする？
同じように、言霊（ことだま）や御霊（みたま）の中の“たま”も『アタマ』と同じ起源を持っていたりする？
だとすれば、『アタマ』は、どんな“たま”なのだろう？
そう言えば、おじいちゃんの形見“アインシュタイン”も、玉だった。 ──って、それは、たまたま？ っていうか形霊（かただま）を意味していた？
それとも、結局、あらゆる“たま”は、『アタマ』の働きの所産の一部に過ぎない？ 『タマ』が『アタマ』の一部であるように──。
というか、そもそも、“たましい”や“れい”を含む、あらゆる“たま”は、ある意味、『アタマ』の中の『アタマ』ではないか？
思考のあり方、知識のあり方、感情のあり方、行動のあり方、考え方、知り方、感じ方、動かし方、頭のあり方、身体のあり方、心のあり方…、つまり、人間のあり方を、意のままに決められるという意味の要の中の要──。
だから、“たましい”の中の“い”も“れい”の中の“い”も、実は、その本質は、“意”なんじゃないか？
だから、“たましい”や“れい”は、意識、意志、意欲、意思、意図、意向、意見、意味、本意…を含む、あらゆる“意”と同類であり、いずれも、知や情のあり方、頭や心身のあり方、人間のあり方を決めることのできるという意味の要中の要、『アタマ』の中の『アタマ』であり、つまりは、人間レベルの３ステップスの一部なんじゃないか？ ──もし人間のあり方を決める３ステップスの一部が“人間霊”であるならば、植物や動物のあり方を決める３ステップスの一部としての“植物霊”や“動物霊”、物質や宇宙のあり方を決める３ステップスの一部としての“物質霊”や“宇宙霊”もありってことになる？
人間の“たましい”や“れい”は、“死後も生き残る”のだろうか？ それが本当であろうとなかろうと関係ない。知や情、頭や心身を、意のままに利用することを通じて、人間として現実に対して働きかけられる“今、生きている”という、この状態が、特別で、ありがたくて、貴重であることは、確かだろう。
この“たましい”や“れい”を含む“意”の力で、意のままに、頭や心身を利用すればこそ、Against All Life→“For『In』- Against『Out』Life”or “For『Out』- Against『In』Life”→For All Lifeのように健やかに成熟することが実現できるのだろう。
いずれにしても、結局は、 For All Life 路線を貫くことが大事になり続けるだろう。
For All Life 路線を貫くことは、亡くなられた方々のためにもなるだろう。・・・ ──いや、ちがう？
すでに亡くなられた方々は、自身のためはいいから、今生きている方々のライフのため、未来に生きる方々のライフのために、今生きている方々に生きてほしがっている？ そうやって、ライフをリレーし続けてほしがっている？
過去に生きていたすべての方々のライフのおかげ、今生きているすべての方々のライフのおかげで、なおかつ、今生きているすべての方々のライフのため、未来に生きるすべての方々のライフのために── その意味を込めて For All Life 路線を貫くことも、健やかな全人類レベルのライフの誕生のため、健やかな天体生態系社会レベルのライフの一員化のために役立つ？
いずれにしても、この人間社会、人類が誕生し、今生きているのは、すでに亡くなられてしまった多くの方々が For All Life 路線を貫いてくださったおかげでもあるはずだ。
やっぱり、心から感謝したいよ。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。
…
そして、やっぱり──
For All Life！ いつも心笑！ いつかここへ！
For All Life！ いつも心笑！ いつかここへ！
For All Life！ いつも心笑！ いつかここへ！
…
──ああ、すっかり眠たくなってきたよ。
いったんお昼寝でもしようか。おじいちゃんのように──。
横になった。
でっかな青空が広がっている。白い雲が浮かんでいる。
さわやかな潮風が全身をなでている。
それから目を閉じた。ゆっくり、ゆったり深呼吸しながら──。お心笑しながら──。かつてのおじいちゃんのように──。
