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幸い──
“好きな道を進むのが何よりだ。もし大学に行きたければ、またチャレンジしてもいい──” それが親の意向だった。
その晩、僕はいろいろ考え──
新しいライフのあり方を育くむために、新しい My "人生の言葉" を紡いだ。
まず、もう1年、大学合格を目標に努力する。
そして、実力をつける。能力を高める。知力をみがく。…
この1年は大事なことを学べるチャンスかもしれない。
その中でライフ育てが深まるかもしれない。
その間の読書体験を通じて視野が広がるかもしれない。
もし合格できた場合
→その中で、思う存分、夢を育めばいい。
もし合格できなかった場合
→そのときは、大学進学をあきらめることも真剣に考える。
かりに大学進学をあきらめることになっても、夢を持ち
続けてよいはずだ。
学問と関係ないところへの就職を含めて、どんな進路で
あっても、学問は続けられるはずだ。
やろうと思えば、いくらでも。
材料もいっぱいある。
本屋さんとか、公共の図書館とか…。
そうやって、自分なりに夢を実現させる方法を育めば
いい。
そうやって、自分なりのフルーツを生み出せばいい。
大学に入って初めて見える世界もあるだろう。
それはそれで大事なのだと思う。
ただ一方で、
大学を遠くから眺めるからこそ初めて見える世界もある
かもしれない。
大学から距離を置くほうがかえって達成しやすい発見
従来の大学や教室に属さない方がかえって得やすい成果
…
そんなフルーツも、あるかもしれない。
どちらに転んだとしても、そこから何かを学びながら
夢の実現に向けて前進できるはずだ。
どちらに転んだとしても、僕は僕らしくフルーツ育てを
続けてよいはずだ。
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