「──あ？　すまん、すまん。思わず、夢の中に入り込んでしもうたわい。やっぱり、もう年じゃのう。アッハッハッ！」
「──。 おじいちゃんの人生──　これからも、長いんだかんね？　これからも、ずっと──　ずっと──」
「──」　おじいさんは、何も言わずに再び目を閉じた──
　かと思うと、口を開いた。「──サンキュー」

　飛行機雲のラインが、大空高く描かれている様子が見える──。

「思ったんだけどさぁ、７つのフレーム・フォー・ライフ──７つのワクワク枠って、結局は何のためになるの？　──ゴールは、いったい何？」　率直に尋ねてみた。
「──。 ──ん？　前に話さなかったっけ？」とおじいさん。
「え？　──聞いたっけ？」
「──まあ、いずれにせよ、そいつは、いや、そいつも──
　おまえさんに任せるのが一番よいじゃろう」
「──。 ──どうして？」
「──。 はて、どうしてかな──」
「──」　・・・
「──うむ。では、そろそろ、第３フレームについて説明しようかの」
「ああ、ほい来た」
　僕は、おじいさんに地図を手渡した。