「例えば──」と話し始める僕。「果樹や野菜、穀類や豆類など、恵みを与えてくれる植物の種と、ヒトという種の関わり合いとか──

　飼い犬や飼い猫のおかげで楽しみが増えるとか、乳牛や鶏のおかげでケーキが食べられるとか… 恵みを与えてくれる動物の種と、ヒトという種の関わり合いとか──

　さらには、乳酸菌やビフィズス菌、表皮ブドウ球菌など、恵みを与えてくれる細菌の種と、ヒトという種の関わり合いとか──」と僕。

「へえー。つまり──　ある種と別の種の間の恵みの与え合いが、『Love‐Loveの関係』の構築を支えていて──　そのおかげで、生態系レベルの3ステップスが成立しているのね？」と彼女。
「その通りさ。だから、この『Love‐Loveの関係』の構築のおかげで、生態系レベルのライフが誕生しているとも言えるのさ」
「へえー」
「それは、『Love‐Loveの関係』の構築のおかげで、人間社会レベルのライフが誕生することと相似なんだよ」
「アハッ♪　おもしろいね」