「今から何十億年も前の地球上に、最初の生命が誕生した。

　ある生体高分子は──
　自分自身のためにも生体高分子社会全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に進化したおかけで、『Love‐Loveの関係』を構築できたからこそ、そのおかげで、健全な生体高分子社会の中で、これまで存続できた。

　ある生体高分子社会は──
　自分自身のためにも細胞全体のためにもなるように、もなおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に進化したおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できたからこそ、健全な細胞の中で、これまで存続できた。

　ある細胞は──
　自分自身のためにも細胞社会全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に進化したおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できたからこそ、健全な細胞社会の中で、これまで存続できた。

　ある細胞社会は──
　自分自身のためにも個体（人間…）全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に発達したおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できたからこそ、健全な個体（人間…）全体の中で、これまで存続できた。

　ある個体（人間…）は──
　自分自身のためにも個体社会（人間社会…）全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に成熟するおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できれば、健全な個体社会（人間社会…）の中で、これからも存続できる。

　ある個体社会（人間社会…）は──
　自分自身のためにも種（人類…）全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に成熟するおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できれば、健全な種（人類…）の中で、これからも存続できる。

　ある種（人類…）は──
　自分自身のためにも生態系全体のためにもなるように、なおかつ、目先の将来のためにも長い将来のためにもなるように協調的、調和的に成熟するおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できれば」
「健全な生態系の中で、これからも存続できるのね！」　彼女は、明るく、そう言った。
「そうさ。
　だから、これまで、空間的にも時間的にも広い協調（調和）路線のおかげで、すなわち、

“For 生体高分子”
“For 生体高分子社会”
“For 細胞”
“For 細胞社会”
“For 個体”
“For 人間”
“For 個体社会”
“For 人間社会”
“For 種”
“For 人類”
“For 生態系”

“For 短い将来のライフ”
“For 長い将来のライフ”
　…
　という、For Life 路線のおかげで、『Love‐Loveの関係』を構築できたからこそ、みんな存続できたし、これからも、For Life 路線のおかげで『Love‐Loveの関係』を構築できればこそ、やっぱり、みんな存続できるんだ」
「For Life──　それは、何十億もの生命の歴史が教えてくれる、とびっきりの知恵なのね！」