【多様な物質の生成レベル】の3Steps は、【機能性高分子レベル】 の 3Stepsからズームインすると見えてくるレベルのものであり、なおかつ、【核子やレプトンの生成レベル】 の3Stepsからズームアウトすると見えてくることのあるレベルのものである。

【機能高分子レベル】 ズームイン ↓ 【多様な物質の生成レベル】 【多様な物質の生成レベル】 【核子やレプトンの生成レベル】 ↑ ズームアウト

　【多様な物質の生成レベル】は、下図のような便宜上５つのグループに分けた中の“物質レベル”において、最も上位に位置する。

　この【多様な物質の生成レベル】の3Steps に相当するものの１例は、活性化エネルギーの図、そのものである。

　これが、このまま、【多様な物質の生成レベル】の3Steps（）に対応していると見なせる。


　上図は、ふたつの分子が、化学反応が進む際に、活性化エネルギーの障壁を越えて、新しい２つの分子に変化する様子を示している。（一般的には、矢印表記になっていないが、ここでは、上図のように表現してある）

　【多様な物質の生成レベル】の3Steps の具体的な例には、他に次のようなものがある。

多様な物質の生成レベル
陽子、中性子が存在する	「強い力」の場が作用する。by中間子	原子核ができる
ある原子核が衝突する	「強い力」の場が作用する。by中間子	融合したり、分裂したりして 別の原子核ができる
中性子が存在する	「弱い力」の場が作用する。byウィークボソン	陽子になる （電子、反電子ニュートリノもできる）
原子核と電子が存在する	電磁場が作用する。by仮想光子	原子ができる
原子がいくつか存在する	電磁場が作用する。by仮想光子	分子ができる
分子がいくつか存在する	電磁が作用する。by仮想光子	別の分子ができる （高分子ができる）
ATPがその場に存在する	電磁場が作用する。by仮想光子	分解する
ある２種の高分子が存在する	電磁場が作用する。by仮想光子	重合する
ある高分子があるエネルギー を持って存在する	電磁場が作用する。by仮想光子	高分子が、より安定 した構造に変形する
ある物質がいくつか存在する	重力場が作用する。by重力子	より大きな物質になる。 　（恒星、惑星、銀河系…を含む）
…

　※なお、化学反応は、生体内で見られるものも含めて、必ずトータルで自由エネルギーが減る方向に進む。


　この【多様な物質の生成レベル】をズームインして見てみと、そこに見えてくるのは、【核子やレプトンの生成レベル】である。

　上図のように、【多様な物質の生成レベル】の3Stepsの各ステップは、いずれも、【核子やレプトンの生成レベル】の3Stepsで支えられている。


　【核子やレプトンの生成レベル】の3Stepsが、【多様な物質の生成レベル】の3Steps支える際には、複数の【核子やレプトンの生成レベル】の3Stepsがグループを作り連携プレー〈共役〉していることもあれば、ある【核子やレプトンの生成レベル】の3Stepsが繰り返し機能〈反復〉していることもある。

　【多様な物質の生成レベル】の3Stepsの2番目のステップおいては、促進的・抑制的に働く両者が存在しうる。　化学反応の進行の障壁という抑制的な要素と、熱エネルギーの放出に伴う自由エネルギーの減少という促進的な要素が、互いに拮抗し合っていることは、そのよい例である。　どちらかに傾いたときに、実際に、それに見合った方向に、【多様な物質の生成レベル】の3Stepsの3番目のステップ（or【核子やレプトンの生成レベル】の3Steps） が進んでいく。

　一方、【多様な物質の生成レベル】をズームアウトして見てみると、そこにあるのは、【機能性高分子レベル】である。

　上図のように、【多様な物質の生成レベル】の3Stepsが、【機能性高分子レベル】の3つのステップの、それぞれを支えている。


　以上のように、【多様な物質の生成レベル】の3Steps から、ズームインすると見えてくるレベルが、【核子やレプトンの生成レベル】であり、一方、【多様な物質の生成レベル】の3Stepsから、ズームアウトすると見えてくることのあるレベルが、【機能性高分子レベル】である。

　言い換えれば、【多様な物質の生成レベル】の3Stepsの各ステップは──　　下位のレベルの3Steps によって支えられており、一方で、上位レベルの3Steps の各ステップを支えていることがあるということである。　それは、他のレベルと同様である。

【機能性高分子レベル】 ズームアウトする ↑ 【多様な物質の生成レベル】 【多様な物質の生成レベル】 【核子やレプトンの生成レベル】 ↓ ズームインする