個体レベルの3Steps は、【個体の社会レベル】 の 3Stepsからズームインすると見えてくるレベルのものであり、なおかつ、【細胞の社会レベル】 の3Stepsからズームアウトすると見えてくることのあるレベルのものである。

【個体の社会レベル】 ズームイン ↓ 【個体レベル】 【個体レベル】 【細胞の社会レベル】 ↑ ズームアウト

　個体レベルは、下図のような便宜上５つのグループに分けた中の、“動物学・植物学・生態学〈ecology〉 レベル”において、最も下位に位置するレベルである。

動物学・植物学・生態学〈ecology〉 レベル

　個体レベルの3Steps における、具体的な例には、次のようなものが考えられる。

個体レベルの3Steps の例
見て （時に連想もして）	恐怖を感じ	逃げて
見て	食欲を感じ	追いかける
温度をキャッチして（積算温度）	何らかの分子機構に基づいて	開花する
日光をキャッチして	何らかの分子機構が基づいて	その方向へ向かう
見て	決めて	動かして
…

　※人類（人間）は、様々な個体の中の一例である。　つまり、個体レベル3Stepsの１例が人生レベルの3Stepsである。

　これら様々ある3Steps の各ステップをズームインして見ていくと、こそこには、細胞の社会レベルの3Stepsが存在する。　（個体レベルの3Steps からズームインすると、細胞の社会レベルの3Steps が見えてくる）

　上図のように、個体レベルの3Steps の の各ステップは、いずれも、細胞の社会レベルの3Steps で、支えられている。　この時の細胞の社会レベルの3Steps は、すべてにおいて、“ある細胞の社会が機能を果たす”という点で共通している。

　細胞の社会レベルの3Stepsが、個体レベルの3Stepsを支える際には、複数の“細胞の社会”がグループを作り連携プレー〈リレー形式or同時〉していることもあるし、ある１つの“細胞の社会”が繰り返し働いている場合〈反復〉もある。
　個体レベルの3Stepsの２番目のステップおいては、促進的・抑制的に働く両者が存在しうる。　抑制的な思考に至る神経回路と、促進的な思考に至る神経回路が、たがいに、拮抗し合っていることが、そのよい例である。　どちらかに傾いたときに、実際に、それに見合った方向に、個体レベルの3Stepsの3番目のステップ（ある“細胞の社会”の3Steps）が進んでいく。


　この【個体レベル】の3Steps をズームアウトして見ると、そこに、ありうるものは、【個体の社会レベル】 の3Steps である。

　その時、上図のように、個体レベルの3Steps が、個体の社会レベルにおける3Steps における各ステップを支えている。



　以上のように、個体レベルの3Steps を、ズームインすると見えてくるレベルが、【細胞の社会レベル】であり、一方、個体レベルの3Stepsを、ズームアウトすると見えてくることのあるレベルが、【個体の社会レベル】ある。

　言い換えれば、個体レベルの3Stepsの各ステップは──　　下位のレベルの3Steps によって支えられており、一方で、上位レベルの3Steps の各ステップを支えていることがあるということである。　それは、他のレベルと同様である。

【個体の社会レベル】 ズームアウトする ↑ 【個体レベル】 【個体レベル】 【細胞の社会レベル】 ↓ ズームインする