生態系の社会レベルの3Steps は【生態系レベル】の、3Steps からズームアウトすると見えてくることのあるレベルのものである。

【生態系の社会レベル】 【生態系レベル】 【生態系レベル】 ↑ ズームアウト

　生態系レベル3Steps は、下図のような便宜上５つのグループに分けた中の、“動物学・植物学・生態学〈ecology〉レベル”において、最も上位に位置する。

動物学・植物学・生態学〈ecology〉 レベル

　生態系の社会レベルの3Steps の具体的な例には、次のようなものが理論上考えられる。

生態系レベルの3Steps の例
様々なローカル生態系が存在する。	互いに恵みを与え合う	それぞれの生態系が互いに繁栄する
様々なグローバル生態系が存在する。	互いに恵みを与え合う	それぞれの生態系が互いに繁栄する （ユニバーサル生態系が繁栄する）
地球という惑星に生態系が存在する。 　他の惑星が存在する	一部である人類が他の惑星に、 新たな生態系が育つのをサポートする	他の惑星に新たな生態系が繁栄する
地球という惑星に生態系が存在する。 　他の衛星（月…）が存在する。	一部である人類が他の衛星に、 新たな生態系を育つのをサポートする	他の衛星に新たな生態系が繁栄する
地球という惑星に生態系が存在する。 　人工的な天体を作る。	一部である人類が人工的な天体に、 新たな生態系を育つのをサポートする	人工的な天体に 　新たな生態系が繁栄する
…

　※グローバル生態系は、（地球の中で）国境を越えている一方、ユニバーサル生態系（宇宙生態系）は、さらに星境（天体と天体の境）を越えていると言えるかもしれない。　なお、ローカル生態系、グローバル生態系、ユニバーサル生態系（宇宙生態系）…　これらは、『In　Out』の程度の差に過ぎず、同一レベルと見なすことも可能なのかもしれない。　それは、恋人、家族、学校、会社、公共機関、各国の政府、国際連合…　いずれも、結局は、人間社会レベルと見なせることと似ているのかもしれない。　詳細な検討は、今後の課題である。

　そして、これら様々の例がある3Steps の各ステップをズームインして見ていくと、そこには、生態系レベルの3Stepsが存在する。

　上図のように、生態系の社会レベルの3Steps の の各ステップは、ふつう、いずれも生態系レベルの3Steps によって支えられている。　この時の生態系レベルの3Steps は、すべてにおいて、おおよそ“遭遇して、追い風や逆風があり、再生産して（繁栄or衰退）──”といった流れを持つ点で共通している。

　生態系レベルの3Stepsは、生態系の社会レベル支える際、複数の生態系がグループを作り連携プレー〈リレー形式or同時〉していることもあるし、ある生態系が繰り返し機能〈反復〉していることもある。
　生態系の社会レベルの3Steps の2番目のステップおいては、促進的・抑制的に働く両者が存在しうる。　種子の運搬…　などの順風的な営み（恩恵）と、食べられ過ぎてしまう… などの逆風的な営み（脅威）が拮抗し合っているのは、そのよい例である。　ふつう、そのバランスが、どちらかに傾いたときに、それに見合うように（発展・存続 or 衰退・滅亡 どちらかの方向に）、生態系の社会レベルの3Stepsの3番目のステップ（ある生態系の3Steps）が進んでいく。


　以上のように、生態系の社会レベルの3Steps から、ズームインすると見えてくるレベルが、【生態系レベル】の3Stepsである。　言い換えれば、生態系の社会レベルの3Stepsの各ステップは、下位のレベルの3Steps によって、支えられているということである。　それは、他のレベルと同様である。

　なお、この【生態系の社会レベル】の3Steps をズームアウトして見ることで、さらなる3Stepsがあるかどうかは、今のところ不明である。

　生態系の社会レベルの3Stepsの例として、天体生態系の社会レベルの3Steps、惑星生態系の社会レベルの3Steps、ローカル生態系の社会レベル…　がある。

【生態系レベル】 【生態系レベル】 【個体の社会レベル】 （∋ 【人間社会レベル】 ） ↓ ズームインする