細胞の社会レベルの3Steps は、【人生レベル】 （or 【個体レベル】 ）の 3Stepsからズームインすると見えてくるレベルのものであり、なおかつ、【細胞レベル】 の3Stepsからズームアウトすると見えてくることのあるレベルのものである。

【人生レベル】 （∈【個体レベル】） ズームイン ↓ 【細胞の社会レベル】 【細胞の社会レベル】 【細胞レベル】 ↑ ズームアウト

　細胞の社会レベルは、下図のような便宜上５つのグループに分けた中の、“生理学・心理学・人文学・社会学レベル”において、最も下位に位置するレベルである。

生理学・心理学・人文学・社会学レベル

　細胞の社会レベルの3Steps の具体的な例には、次のようなものが考えられる。

細胞の社会レベルの3Steps の例
視細胞に分化した細胞が光を キャッチし、それをシグナルに 変換し感覚細胞へ伝える	そのシグナルを、分化した 感覚神経が伝える	脳の中の分化した神経細胞群 （ある神経回路）が働き、ある 視覚的な認知に至る
脳のある神経回路の活動を きっかけに、新たなシグナルに至る	そのシグナルを、ある神経回路 が伝える	脳のある神経回路が働き、 何かの連想に至る
脳のある神経回路の活動を きっかけに、新たなシグナルに至る	そのシグナルを、ある神経回路 が伝える（自律神経も含む）	脳のある神経回路（orある 内蔵の細胞）が働き、ある種の 感情（or情動）に至る
脳のある神経回路の活動を きっかけに、新たなシグナルに至る	そのシグナルを、ある神経回路 が伝える（自律神経も含む）	内分泌細胞に分化した細胞が シグナルをキャッチし、ホルモン や酵素… を分泌する
ある大脳の神経回路の活動を きっかけに、新たなシグナルに至る	そのシグナルを、ある神経回路 が伝える	ある大脳の神経回路が働き、 あるイメージや言葉に至る
ある大脳の神経回路の活動を きっかけに、新たなシグナルに至り それを運動神経に伝える	そのシグナルを、分化した運動 神経が分化した筋肉細胞へ届ける	分化した筋肉細胞がシグナル をキャッチし収縮する
…

　そして、これら様々の例がある3Steps の各ステップをズームインして見ていくと、そこには、細胞レベルの3Stepsが存在する。　（細胞の社会レベルの3Steps からズームインすると、細胞レベルの3Steps が見えてくる）

　上図のように、細胞の社会レベルの3Steps の の各ステップは、いずれも、細胞レベルの3Steps で、支えられている。　この時の細胞レベルの3Steps は、すべてにおいて、おおよそ“ある分化した細胞が機能を果たす”という点で共通している。　（時には、新たな分化が、細胞の社会の中で達成されることもある）


　細胞の社会レベルの3Stepsが、人生レベルの3Steps支える際には、複数の細胞がグループを作り連携プレー〈リレー形式or同時〉していることもあれば、ある細胞が繰り返し機能〈反復〉していることもある。
　細胞の社会レベルの3Stepsの２番目のステップおいては、促進的・抑制的に働く両者が存在しうる。　交感神経系（抑制的な神経回路）と副交感神経系（促進的な神経回路）が、互いに拮抗し合っていることは、そのよい例である。　どちらかに傾いたときに、実際に、それに見合った方向に、細胞の社会レベルの3Stepsの3番目のステップ（ある細胞の3Steps）が進んでいく。


　この【細胞の社会レベル】の3Steps をズームアウトして見ると、そこにありうるものは、【人生レベル】 （or 【個体レベル】）の3Steps である。

　その時、上図のように、細胞の社会レベルの3Steps が、人生レベル（or 個体レベル）の3Steps における各ステップを支えている。

　※人生レベルの3Stepsは、個体レベルの3Stepsの一例である。

　以上のように、細胞の社会レベルの3Steps から、ズームインすると見えてくるレベルが、【細胞レベル】であり、一方、細胞の社会レベルの3Stepsから、ズームアウトすると見えてくることのあるレベルが、【人生レベル】（or【個体レベル】）ある。

　言い換えれば、細胞の社会レベルの3Stepsの各ステップは──　　下位のレベルの3Steps によって支えられており、一方で、上位レベルの3Steps の各ステップを支えていることがあるということである。　それは、他のレベルと同様である。

【人生レベル】 （∈【個体レベル】） ズームアウトする ↑ 【細胞の社会レベル】 【多様な物質の生成レベル】 【細胞レベル】 ↓ ズームインする

生理学・心理学・人文学・社会学レベル
	【人間社会レベル】 【人生レベル】 【機能性高分子レベル】