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素スピノールは、最初から、素スピノールだったのだろうか？
それとも、何かの材料から創発したものなのだろうか？
いずれにしても、そこには、素スピノールレベルの3Stepsがあると、
見なすことができる。
すなわち、素スピノールレベルの3Stepsは、「素スピノールの働き」と
「（ある働きを持つ）素スピノールの生成」の両方を意味しうる。
それは、細胞レベルの3Stepsが、「細胞の働き」と「（ある働きを持つ）細胞の分化」
両方を意味しうることと似ている。
もし、素スピノールが何かの材料から創発したものであり、素スピノールレベルの3Steps
が、「（ある働きを持つ）素スピノールの生成」の意味を持つのであれば、3Stepsは、
さらにズームインしていけることになる。
それは、細胞レベルの3Stepsが、実際は、「（ある働きを持つ）細胞の分化」
を意味するものであると同時に、さらにズームインしていけることと同じである。
これより、以前の進化の歴史があるかどうか── 素スピノールよりズームインして、
見えてくるものがあるかどうかは、現時点で不明である。
なお、右巻き素スピノールと左巻き素スピノールは、（対称的に）同じ数だけ存在すると
考えるのが自然なように思われる。
（このあたりも、素スピノールの起源のヒントになるかもしれない）
なぜなら、対称的に同数存在するからこそ、対消滅により、観測できないのである。
対称的に同数存在するからこそ、時空、あるいは、真空を担っていると言えるのである。
すなわち、物質とは、対称性が破れてはじめて生成（創発）するものなのである。
つまり、対称性が保たれている限り、物質ではありえず、
時空、あるいは、真空を担うものにならざるをえないのである。
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