進化の流れ 10──“眼”の登場、複雑多様な個体の登場

眼の登場、より複雑で高度な多細胞生物の登場

カンブリアの大爆発の原因として“眼”の登場が重視されている。 参考文献 　眼の誕生　カンブリア紀の謎を解く　アンドリュー・パーカー　草思社 　 　3Steps的な観点でも、“眼”が登場する意味は極めて大きい。 　なぜなら、この時、私たち人類を含む様々な個体が共通して持っている「新たな3Stepsのレベル」が確立されたと言えるからである。 　（それは、人生レベルの“認識して、決めて、動かす”と同じレベルの3Stepsである） 　この進化では、個体レベルと（真核）細胞の社会レベルが分離する形で、新しいレベルの3Stepsが創発している。 　すなわち、複雑な多細胞生物レベルが個体レベルを新たに担うようになったのである。 　最初は、アノマロカリーなどの節足動物が主流であったが、のちに脊椎動物も“目の獲得”という進化をとげ──　これにもとづいて進化が加速し、魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類が登場した。 　なお、霊長類が登場した際の、“眼”（色覚、立体視）の進化が持つ意味も、同様に大きかったと言える。 参考文献 　地球大進化　46億年・人類への旅　5　大陸分裂　NHK［地球大進化］プロジェクト［編］　NHK出版

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