進化の流れ 0-3──この宇宙のはじまりの直前

「プレオンヒッグス場ユニット（プレオン∴×4）の“4角形”（縮みきったバネ）」の凝縮と、その分散（ビッグバウンス）を繰り返す宇宙の中で── 　われわれの宇宙が始まる直前の“凝縮”の過程、そこでは、再び、時空の基本構造の社会レベルまで戻ることになる。 　なぜなら、そのとき、物質の優位性も失われ──　「プレオンヒッグス場ユニット（プレオン∴×4）の“4角形”（縮みきったバネ）」も、原始ヒッグス場──重力場（by重力子）も、原始的な力の場（by「LP光子」）も、すべて、時空の基本構造の社会レベルの所産だからである。 　そこに存在するのは、時空の基本構造の社会だけである。 　つまり、宇宙の始まる直前には、物質は、存在していないのである。 　これが、（のちに、「物質が反物質を上回り、クォークを閉じ込め、宇宙の晴れ上がりを起こし、加速膨張し続けること」のできる）この宇宙の誕生の直前の状態である。 ※これは、新しいブラックホールの中に存在するものに他らないと考えるとつじつまが合う。　すなわち、新しいブラックホールが、新しい宇宙の始まりにつながると考えられるのである。　（→EMOES宇宙論） 　当然、この新しいブラックホールは、【時空の基本構造の社会レベル】の所産であり、物質未満のものということになる。 　すなわち、ブラックホールに至る前の中性子星やクォーク星の段階では、（【多様な物質の生成レベル】が消失して）【核子やレプトンの生成レベル】までとなり── 　ブラックホールに至ったとたん、（【核子やレプトンの生成レベル】が消失して）【時空の基本構造の社会レベル】までとなり、物質ではなくなるのである。 ※宇宙が、非物質（時空（時空の基本構造の社会））から生まれることから、「無から宇宙が生まれる」という説明が、あながち間違いではないということにもなりうる。「無から宇宙が生まれる」の「無」が、「真空、時空、物質が存在していないこと…」を意味していると見なせるからである。　ただし、時空（時空の基本構造の社会）が存在していること（時空の有）に基づいて宇宙が生まれていることは変わらないので、“本物の無”から宇宙が生まれているのではないと言えることも確かである。 　この宇宙の直前の「プレオンヒッグス場ユニット（プレオン∴×4）の“4角形”（縮みきったバネ）」の凝縮したものは、きわめて大きい質量エネルギー持ち、（新しいブラックホールの中心部が持つ）非常に強い重力場を生んでいる。 　「プレオン∴×4の“4角形”（縮みきったバネ）」が同じ物理状態で秩序を持って高密度で凝縮して存在しているので、エントロピー新たに増加する余地を持つ。 　（なお、周囲に放出される大量の重力子が大量のエントロピーを持ち去っていると見なせるので、必ずしも、熱力学第二法則は破れているとは言えない） 　この宇宙のはじまる直前の状態は、エネルギーが非常に高い一方、エントロピーが非常に小さいので──　 エントロピー増加の余地がある（熱力学第2法則が成り立つための初期条件を持つ。　これは、フレッシュな宇宙の誕生する直前としては、もってこいの状態である。 ※なお、この宇宙のはじまる直前を担うプレオン∴4つの“4角形”（縮みきったバネ）は、LP光子を介する“原始的な力”によって生成していると考えられる。このことは、原始ヒッグス場の“4面体”が消失して仮想光子＆電磁場が生成できないほど強い重力場の中であることと調和している。（結果2《電気力（クーロン力）と磁力について》＆《プレオン∴どうしを結びつける力》）

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