進化の流れ9──“眼”の登場、複雑多様な個体の登場

眼の登場、より複雑で高度な多細胞生物の登場

カンブリアの大爆発の原因として“眼”の登場が重視されています。 参考文献 　眼の誕生　カンブリア紀の謎を解く　アンドリュー・パーカー　草思社 　 　3ステップス的な観点でも、“眼”が登場する意味は極めて大きいです。 　なぜなら、この時、人間を含むさまざまな個体が共通して持っている「新たな3ステップスのレベル」が確立されたことになるからです。 （それは、人生レベルの“認識して、決めて、動かす”と同じレベルの3ステップスです） 　この進化では、個体レベルと（真核）細胞の社会レベルが分離する形で、新しいレベルの3ステップスが創発しています。 　すなわち、複雑な多細胞生物レベルが個体レベルを新たに担うようになったのです。 ※この場合、複雑多様な多細胞生物は、やはり、（真核）細胞の社会（＝単純な多細胞生物）どうしの協調（調和）によって生じていることになります。 　最初は、アノマロカリーなどの節足動物が主流でしたが、のちに脊椎動物も“目の獲得”という進化をとげ、これにもとづいて進化が加速し、魚類、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類が登場しました。 　なお、霊長類が登場した際の、“眼”（色覚、立体視）の進化が持つ意味も、同様に大きかったと言えます。 参考文献 　地球大進化　46億年・人類への旅　5　大陸分裂　NHK［地球大進化］プロジェクト［編］　NHK出版

『物質やライフの生成過程が持っているフラクタル構造』 『3ステップス理論とその応用について』	『プランクスケールの自然についての 幾何的モデルの探究が生む驚異的な成果』 『一般3ステップス理論＆素スピノル物理学』
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